ブリュッセルへの旅−究極のチョコレートを求めて〜
チョコレート好きで、今まで色々な国のチョコレートを食べてきましたが、2年前の春にパリに遊びに来た時にギャラリーラファイエットで何気なく買った板チョコを食べて、おいしいのにびっくりしました。そして、今回引っ越来てから今まで、色々と食べた結果、「チョコレートはフランス製がいちばん」という結論に達してしまいました。
ところが在仏ベテランのきら○○さんがブラッセルにおいしいチョコレート屋さんがあるのよ〜とのこと。一体フランス製よりもおいしいチョコレートがあるのかどうか確かめなければいけない!と私達は一路、ブリュッセルをめざしたのでした。
写真左:グランプラス。ブリュッセル観光の中心。
まずは腹ごしらえ。ブリュッセル名物と言って真っ先に思いつくのが、ムール貝にフライドボテト。ポテトは手作りマヨネーズを付けて食べます。それに、ベルギーと言えば忘れていけないのがビールです。いまだに修道院で密かに(?)作られている地ビールもあるらしいです。
お腹がいっぱいになったのでちょっと散策。ブリュッセルはこじんまりして歩きやすい町です。古いヨーロッパがぎゅっと凝縮されたような感じ。パリよりも英語を話す人が多いのも嬉しかったりします。ハンドバッグ、洋服、キッチングッズや食器などぶらぶら見て歩きました。なかなかチョコレートにたどり着かないぞ〜。写真右:グランプラスからすぐのところにあるムール貝レストラン。左:情緒たっぷりの道。
お待たせしました。こちらが、噂のチョコレート屋さん。Wittamerです。実は日本でも手に入ります。東京では大丸と日本橋の高島屋に入っているそうです。詳しくはサイトでどうぞ(別窓でひらきます)。
チョコレートを売っているお店の隣でケーキを売っていて、2階でお茶できるようになっていたので、モンブランとコーヒーをいただきました。モンブランは中に洋梨が入っていてたいへん美味でした。
さて、肝心のチョコレートですが、おいしかったです。中身のプラリネが変わった味のものを避けて、チョコレートの味で勝負しているようなのを選びましたが、どれも口の中でとろける味わいでした。一緒に板チョコも買いました。
ここからはうんちくですが、これで「チョコレートはフランス製がいちばん!」説が崩れたかというとそんなことはありません。やっぱりフランス製のチョコレートは特別なのです。その秘密はカカオの比率にあります。チョコレートは基本的にカカオ、カカオバターと砂糖からできていて、それにバニラなどの香料が加えられます。フランス製チョコレートはカカオ豆になるべく近い、純粋な味を尊重するので、カカオの比率が60〜85%のものが多いのです。ところが純粋のカカオだけの味というのは酸味が強くて、そのままでは食べられるようなものではありません。なので、カカオと砂糖の比率をどうするかによってチョコレートの味が違ってくるのです。バランスのとれた味をよしとするか、こくのある純粋なカカオの味を味わえるものがいいかというのは、個人の好みですね〜。