タラゴナへの旅 2007年7月19日ー29日 −コンク

同居人(♂)のお姉さん家族はバンクーバーに住んでいます。
バルセロナの南のビーチリゾート、タラゴナに住む知り合い家族と
3週間、 家を交換したので 遊びにおいで〜というお誘い。
パリ〜コンク〜カルカッソンヌ〜タラゴナ〜バスク地方〜コニャック〜パリと周遊してきました。

今回は大輔&姫はお留守番だったので、車中の写真はなく、
いきなり1日目の目的地、コンクです。
conques

サンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼ルートにあるこの地は、
山あいの村で、大変不便な場所にあります。
わざわざこんなところを通って巡礼しなくても...というのは現代人の感覚でしょうか?
不便なのもそのはずで、この村は隠者によって最初に開かれ、
地形がコンク貝に似ているので「コンク」と名付けられました。
世俗から離れて、静かに暮らす為の場所でした。
その場所が、やがて巡礼ルートになって賑わうようになってしまったというのも歴史の皮肉ですね。
それには理由がありましたが、その話後ほど。
最初の隠者はしばらくしてから、村を去ってしまったそうです。

 

街並みは中世そのまま。
道は1本だけ舗装道路が通っていますが、後は不揃いな石畳です。

 

パリを早く出発するはずが、例によって計画倒れに終わり、
コンクに着いたのは夕方5時ごろでした。
シャンブル・ドットと呼ばれるフランス版B&Bにはじめて泊りました。
どんなところかドキドキしていたのですが、部屋は広くて清潔で、景色も満点でした。
部屋から見た景色と街角の噴水です。

 

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