タラゴナへの旅 2007年7月19日ー29日 −コンク2

お宿の窓から見た景色はサント・フォア修道院・教会でした。
左の写真は正面で、右は後ろです。

 

このロマネスク様式の教会は11世紀から12世紀にかけて建てられました。
中央部分のドームは後に崩れてきたので、15世紀に建てかえられたそうです。
巡礼がこの教会を目指したのは、4世紀の聖女、セント・フォアの聖遺物があるからです。
“巡礼ルートになって賑わうようになってしまった”と前のページに書きましたが、

実は

巡礼をひきつける為に、 修道僧が近くの村から聖遺物を盗み出して来たのだそうです。
それ以来、この村は巡礼ルートとして、たくさんの富が集まるようになりました。
今も昔も、清く貧しく生きるのは、難しいようですね。



Tympanum(タンパン)と呼ばれる入り口上部を飾るアーチです。
最後の審判を描いています。ロマネスクのレリーフや彫刻は、素朴で力強い!

  

 

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