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ブルターニュへの旅 2007年8月17日ー26日 −ブルターニュ(麗しき村々5) 朝市とまたまた古い修道院
ジットのいちばん近くの町、Huelgoatでは毎週木曜日の朝にマルシェがでます。
何か地方名物のおいしい物があるかな〜と期待して行ってみました。

思ったより小規模でした。残念。でもちゃんとクレープ屋さんは出てました。
l'abbaye de Landevennec
ブルターニュでいちばん古い修道院だったといわれています。
最初の修道院は5世紀に建てられました。
10世紀はじめにバイキングの略奪にあって、建物は焼失してしまいましたが、その後再建されました。

カンペールのところでちょこっと書きましたが、ブルターニュには「沈める都の伝説」というのがあります。
伝説によれば、イス(Ys、又はIs)という都は海面よりも低いところにあり、水門によって守られていました。
グラドロン王だけが水門の鍵を持っていたのですが、
悪魔が王の娘のダユーに鍵を盗ませて、水門を開けてしまい、イスは水没してしまいます。
グラドロン王だけが生き延び、その後にカンペールの町を興しました。
そして、このランデヴェネックの修道院が王の最期の地になったそうです。
この伝説には色々なバージョンがあるそうで、悪魔は神の使いで退廃した町を罰しに来たとか、
王の娘のダユーは愛人に頼まれて鍵を盗んだとか、愛人を町に入れるために門を開けたとか...
そして、イスは世界でいちばん美しい町だったので、
当時“リュテス”と呼ばれていたパリがイスの滅亡後、改名されて、
"Par-Is"(パーイス、ブレトン語、イスに似ているという意味)→“Paris(パリ)”になったということです。
伝説ですが、そんなことを思い出しながら、町や遺跡を巡ると楽しいです。
